外壁塗装工事の流れ

外壁塗装工事の流れ

当社が行う外壁塗装の簡単な流れをご紹介します。
塗装について理解することは、住まいについて理解すること。
ぜひ、施工が始まる前にご一読ください。

目次

日で追う外壁塗装工事の基本フロー

塗装工事は、業者により細かい違いこそあれど基本的な流れは変わりません。
大まかな施工の流れを、日で追いながら確認してみましょう。

工事開始前(目安:工事1週間前)

外壁塗装の工事前、忘れてはいけないことといえば「近隣の方へのご挨拶」です。

外壁塗装は、住まい全体の工事。足場を組み立てたり高圧洗浄機で外壁を洗浄したりする場合の騒音や、実際に外壁・屋根に塗装を施す際の塗料の飛散・ニオイなどは避けられません。

もちろん施工前には、当社担当者が近隣へ挨拶回りに伺います。しかし、トラブルに繋がらない万全の体制を目指すのであれば、ご自身でも挨拶まわりを行うことをおすすめします。

■足場設立・シートの設置(1日目)

住まいの塗装を行う際は、まず家の周囲をグルリと囲うように仮設の足場を立てる必要があります。初日に行うのが、この仮設足場を建てる作業です。

その後に行うのは、塗料の飛散を防止するための「メッシュシート」を張る作業。刷毛・ローラーなど用具を問わず、どうしても塗料が一部飛散してしまうのが塗装工事の特徴です。これを防ぐために家全体を取り囲むようにシートを張るのです。

■高圧洗浄(2日目)

外壁塗装をきれいに仕上げるにあたり、必要な作業がこの「高圧洗浄」です。表面についた汚れを、強力な水圧をかけた水で一気に洗い流す作業。長くメンテナンスを行っていない住まいであれば、これを行うだけでも外壁・屋根が一段階明るくなるほど汚れが溜まっている場合も少なくありません。

■乾燥(3~4日目)

ひたすら、待つ。洗浄で濡れた外壁・屋根が完全に乾燥するまで、48時間しっかりと待ちます。これにより、以後の工程で使用する塗料が表面にしっかり定着するようになります。

この工程を怠ってしまうと、塗料の塗布後に水分が膨張し、壁に泡のような膨れが出てしまいます。
塗装に無関係な片づけ、植物や置物の移動などをあらかじめ行うなどして過ごすことが多いです。

■下地調整・養生(5日目)

下地調整

「新たな塗料がきれいに乗るよう、壁の状態を整える」作業。それが、この下地調整の工程で行うことです。壁のヒビ割れを埋めたり、壁の剥がれにモルタルを詰めてなだらかにしたり、シーリングの打ち替え・打ち増し(=コーキング)を行ったり…。細かい作業ですが、塗料を表面にきれいに乗せるためには必要不可欠です。

養生

大まかに下地調整が完了したら「養生」を行います。
養生とは、飛散した塗料が住宅のほかの部分に付着したり、色がついたりしてしまわないように覆う作業。マスキングテープ、ビニールシート、養生シート、マスカーなどで住まい全体を保護します。

なお、必要に応じて近隣の車・バイクなどにも専用の養生カバーを付けることがあります。

■外壁下塗り(6日目)

いよいよ、外壁に塗料を乗せていく作業へと移ります。
最初に行う「下塗り」は、色を出すための工程とは異なります。主な役割は、後から塗る塗料の乗りを良くすること。「シーラー」と呼ばれる下塗り船用塗料を用いて行う大切な作業です。

ここで適切な塗料を選ぶことができないと、上塗り用の塗料がうまく定着せずに剥がれの原因になります。塗装のプロである職人の手で、最適な塗料を選び抜きます。

■外壁中塗り(7日目)

「上塗り1回目」と表現されることもあるのが、この中塗り。多くの場合、一番上に塗る色と同じ or よく似た塗料を用いて行います。

塗装を長持ちさせるためには、この中塗りにしっかり1日を使うことが重要です。

■外壁上塗り(8日目)

いわば外壁塗装の“メインイベント”。住宅の表面にあたる部分の塗装を行うのがこの「上塗り」の工程です。

意匠性に優れた模様つきのサイディング・モルタルなどの場合は、透明な塗料を塗って終わりにすることも。使用する材質により、柔軟にフローや工事の内容を変更するのが、プロの技です。

付帯部の塗装について

破風板、鼻隠し、軒天、雨樋、雨戸、ベランダ、鉄部、木部などについては特に予定を決めずに、工期の間でタイミングよく施工できる際に作業を進めます(一度混ぜた塗料は固まってしまうため)。

■屋根下塗り(9日目)

屋根もまた、大まかなフローは外壁塗装と大差ありません。屋根表面の状態を整えてから、下塗り・中塗り・上塗り。適切な塗料選びで、滞りなく作業を進めてまいります。

縁切り、タスペーサー設置

人気屋根材の「コロニアル屋根」は、塗装後に屋根同士でくっついてしまうことが少なくありません。これを放置すると、雨水が隙間から浸入した際にそのまま雨漏りの原因となってしまう恐れがあります。そこで、 皮スキという用具を用いて屋根と屋根の間を開けるのが「縁切り」という作業です。

縁切りを行った後、同じ作業を行わないで済むように「タスペーサー」という部品を屋根間に埋め込むこともあります。

■屋根中塗り~上塗り(10~11日目)

外壁と同様、中塗り・上塗りの作業を行います。

■養生取り・足場解体(12日目)

住まいをぐるりと確認して、塗り残しなどが無いかを確認。塗料が付着してしまっている箇所はシンナーなどで丁寧に除去します。
その後は養生を剥がし、足場を解体しながら施主様に工事結果のご案内。家を囲むシート・足場が外れることで、ようやく家の全景が見えるようになります。

■清掃・お引き渡し(13~14日目)

塗料缶、養生道具など工事に使ったさまざまなものを片付けます。
工事内容などをすべて再確認して施工終了。おつかれさまでした。
請求書やお支払い方法などは都度ご案内いたします。

工事についてのご相談など、お気軽にご連絡ください!

例えばヘアスタイルなら「前髪を切りすぎた…」くらいの失敗をしても、1ヶ月もすれば元通りですよね。ですが塗装を始めとした住宅の工事はそうもいきません。
家族とともに長く暮らしていく我が家。
見た目の違いはもちろん、塗料の選び方や塗り方ひとつで室内の温度、雨風への耐久度、長い目で見た美しさなどに大きな差が生まれます。

工事についてのご相談など、お気軽にご連絡ください!

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