外壁塗装DIY!やり方と費用の話

外壁塗装DIY!やり方と費用の話
目次

外壁の塗替えDIYしてみよう!

外壁の塗替えDIYしてみよう!

自宅のサイディングの外壁が傷んできたので、塗装業者に見積もりをとってみた・・。
ところが、思った以上に費用が高く、「自分で塗ったら安くできるんじゃない?!」と思った方も多いのではないでしょうか
可能であればDIYで・・・と考える方が多いのは当然です。

DIY塗装をおこなった場合の金額と期間を記載すると、費用:30~40万円、期間:2ヶ月~2ヶ月半です。

結論から言うと、外壁塗装をDIYで行なうことは可能です。
しかし、プロの業者に頼んだほうが良いです。

簡単に言うと、DIY塗装は、かなりお安くできるが、ものすごく手間と時間がかかり、それにも関わらず品質が劣る可能性があり、足場からの落下等の危険も高くなる、というのが事実です。

しかし、今回はそれを踏まえて、プロに依頼しなくても自分でDIY塗装する流れや、手順を詳しくお伝えします。必要な材料や費用、注意点もあわせて具体的にご紹介しているので、これに沿って行えば可能です。

プロのやり方を詳しくお伝えしているので、誰でもDIY塗装ができ、かつ、「上手くいく、家を長持ちできる」DIY塗装をマスターできます。

ぜひ、一つ一つじっくり読んでみてください。

外壁塗装DIYで必要なもの・用意するもの

外壁塗装DIYで必要なもの・用意するもの

外壁の水洗い

外壁に付着している埃、汚れ、カビ、コケ等を除去します。

◆用意するもの
高圧洗浄機、ブラシ、ホース、雨合羽、長靴

養生

塗料がついて汚れてほしくない箇所を、覆います。

◆用意するもの
マスカー、マスキングテープ、ブルーシート、ガムテープ、ハサミ、カッター

コーキング打ち替え、打ち増し

◆用意するもの
マスキングテープ、カッター、コーキング、コーキングガン、コーキング材、プライマー、コーキングヘラ

下塗り

下塗りは、次の工程である「中塗り」と「上塗り」で使用する塗料と密着性を高めるための工程です。いわゆる、接着剤の役割をにないます。
塗料には、水性と油性がありますが、DIYでは、比較的臭いが強くない、水性がおすすめです。
塗料缶は1缶15キロで重いので、小分けに下げ缶に入れかえて、持ちながらローラーを使って塗ります。細かい部分は、刷毛を使って塗ります。

◆用意するもの
下塗塗料、ローラー、ローラーハンドル、刷毛、下げ缶

中塗り、上塗り

外壁の耐久性を保つために、2回塗ります(中塗り・上塗り)。

◆用意するもの
中塗り、上塗り塗料

安全用品

もっとも大切で必要な3点セットです。

◆用意するもの

①作業靴
足場に上るときには、汚れてもいい滑りにくい靴を履きましょう。足袋靴や足袋がおすすめ。

②安全帯
足場に乗っての高所作業になるので安全帯を着用して、紐を足場にひっかけながら作業します。それにより、万が一の落下を防止します。 

③ヘルメット
足場で作業をしていると、身長にもよりますが結構頭をぶつけます。万が一足場から転落した際に頭を保護するために必ず着用します

以上が外壁塗装DIYで最低必要なものです。

次は、作業工程の確認になります。

↓のサイトから必要なものは購入できます。楽天市場でも必要なものは揃えれるかと思います。

足場設置

足場設置

外壁塗装をするときには、「足場」の設置が必要になります。手が届かない箇所など、足場にのぼって作業が必要になります。

この足場は必ず設置しましょう。また、設置は専門業者に依頼しましょう。
なぜなら、はしごや脚立で作業を行うのは、不安定でとても危険ということ。

また、塗装専門業者は、この足場設置が義務付けられており、作業する職人さんの安全を確保することが求められています。そして、資格を保有した作業者が組み立てを実施しています。

知り合いの塗装会社さんや工務店に紹介してもらうか、インターネットで家の近くの業者さんがいないか、探してみると良いでしょう。

水洗い

水洗い

塗料を塗る前に、まずは、お家の汚れをきれいに丁寧に洗い落としましょう。

この水洗いが不十分だと、汚れやカビ・コケが外壁に付着したまま、上から塗料を塗ることになり、すぐに剥がれてきてしまいます。

ホースで水を流しながら、スポンジやブラシでゴシゴシ汚れを洗い落とします。手間はかかりますが、最もコストがかからない方法です。

頑固な汚れは取れにくいので、その場合は、高圧の洗浄機を使用するとよいでしょう。

高い水圧で頑固な汚れを落としてくれます。10,000~20,000円程度で、ホームセンターやインターネットで購入可能です。

塗装専門業者は必ず高圧洗浄機を使用します。家庭用の高圧洗浄機ではなく、水圧がより強く、汚れを落とせる業務用のエンジン式高圧洗浄機を使用します。

いずれにしても、塗装する前の水洗いは、とても重要な過程です。
朝、お化粧する前に洗顔するのと同じです。
丁寧にコツコツ汚れを落として、まずはきれいな外壁にしましょう。

養生

養生

「養生」とは、塗料が飛び散って付着したくない箇所を、ビニールなどで覆う作業のことです。

ドアや窓、玄関のコンクリート、庭など、塗料が付きたくない箇所全てをしっかり覆いましょう。

意外と忘れがちなのが、お庭にある、お花や草木です。
ガーデニングで大切に育てたお花などに塗料が飛び散るととても残念ですよね。これらも、葉や枝が曲がって折れないように、ふんわりと養生してあげましょう。

「マスカー」と呼ばれる専用の材料を使用すると、簡単にきれいに養生することができます。

マスカーは、ビニールと布テープが一体化されており、布テープ部分をくっつけたい箇所に貼り、ビニール部分を広げるだけで、そのまま養生ができ、なおかつ、塗装後の養生はがしも簡単です。

マスカーは、ホームセンターやインターネットで購入が可能です。

必ずマスカーを使用して、きれいに養生しましょう。

↓の動画を参考にしてみてください。

目地(コーキング)補修

目地(コーキング)の補修は、サイディングの外壁であれば必須の作業工程になります。

ひび割れなど劣化した目地の補修作業になります。

コーキング(シーリング)とは、サイディングボードとボードの境目、また窓などサッシ周りに入っているゴム状の素材です。年数が経つと、ひび割れたり劣化してきます。

ポイント その1

コーキング材には色が数種類あります。中・上塗り塗料と似た色を選びましょう
コーキングの上から塗料を塗るので基本的には隠れますが、薄い塗料に対してコーキングの色が濃いと、透けて見え美観が少し悪くなる場合があります。
色には、アイボリー、アンバー、グレー、ブラック、ベージュ、ホワイトなどがあります。
外壁デザインや色とのバランスを考えて選びましょう。

コーキング補修は以下のような流れでおこないます。

①既存のコーキング撤去

 コーキングの両側をカッターで切り目をいれて、既存のコーキングを引っ張り取ります。

②養生

 コーキングの両側にマスキングテープをはり養生します。コーキング剤が外壁に付着しなようにするためです。

③プライマー塗布

 コーキング材を充填する箇所にプライマーを塗ります。プライマーは次に使用するコーキング材を密着させてくれる役割をにないます。

④コーキング充填

 コーキングガンに、コーキング材を取り付けて、目地の溝に入れます。両側にマスキングテープがありますので、安心して十分な量を充填してください。

⑤ヘラで形状を整える

 コーキング材は、時間を置くとゴムのように固まるので、柔らかい間に、ヘラで上から形を整えます。

⑥完成!

 時間をおいて、乾いたらマスキングテープを外して完成です。

ポイント その2

コーキング補修には、「増打ち」と「打ち替え」の2種類の方法があります。

  • 増打ち…既存のコーキングの上から充填する
  • 打ち替え…現状の劣化したコーキングをすべて一旦撤去してからやり直す

ほとんどの場合は、「増打ち」よりも「打ち替え」がおすすめです。理由は、実際塗装する頃は築10年くらい経っているので、コーキングは相当劣化している場合が多く、増打ちだと難しいためです。

コーキング部分は、傷みやすくひび割れなどから水がお家に侵入しやすい箇所です。お家を長く保つためには、この隙間をしっかり埋めてあげる作業がとても重要になります。この下地処理は、丁寧に慎重に行いましょう。

↓の動画を参考にしてみてください。

下塗り

下塗りの主な役目は、その上から塗る塗料が剥がれないように接着させることや、小さいひび割れを埋めることです。

塗料は、水性と油性の2種類がありますが、臭いが比較的少なく作業しやすい「水性」を選びましょう。また、「シーラー」と呼ばれる塗料を選びましょう。

塗料缶は15Kgで重いので、塗料を下げ缶に小分けします。そして、その下げ缶を持ちながら、塗っていきます。

基本的にはローラーを使用して塗ります。ローラーでは塗れない細かい箇所などは、刷毛を使って塗ります。

この下塗り作業は、次の工程の中塗り・上塗り塗料の密着度を高める、重要な役割です。

この下塗りがしっかり塗装されていないと、中塗り・上塗りをしても、すぐに剥がれてしまうので、塗りモレがないように丁寧におこないましょう。

中・上塗り

中塗り、上塗りは、塗料の膜をしっかり形成して耐久性を高めて、水の侵入や紫外線からお家を守ります。

・中塗り
作業方法は下塗りと同じです。

下げ缶に小分けに入れて、塗っていきましょう。

しかし、特に上塗り作業は塗り残しやムラがでないように、ローラーと刷毛を使い分けながら、丁寧に塗っていきましょう。仕上がりの良さと耐久性に影響がでるためです。

乾燥時間をしっかり守りましょう。
塗料の説明書には、必ず乾燥時間が記載されています。塗料が乾く前に、塗装してしまうと剥がれの原因になります。かと言って、乾かし過ぎてもよくないので、きちんと読んで仕様を守って作業をすすめましょう。

養生はがし

これで、すべての塗り作業が終了しました。色がつかないようにかぶせていた養生を、全てはがします。
足場にのぼる最後の作業になります。

最後はつい気が抜けて怪我しやすい時でもあります、注意して足場にのぼりましょう。

足場撤去

足場の業者さんに連絡して、足場を撤去してもらう日程を決めましょう。

足場が家のモノに思わず当たって、傷がつく可能性がありますので、必ず立ち会って問題ないか確認しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

外壁塗装DIYのご紹介でした。

椎名塗装店ではDIYを応援します。

「足場の手配だけお願いしたい。」とか「足場と水洗いと養生までお願いしたい。」などの、ご要望にもお応え致します。

工事についてのご相談など、お気軽にご連絡ください!

例えばヘアスタイルなら「前髪を切りすぎた…」くらいの失敗をしても、1ヶ月もすれば元通りですよね。ですが塗装を始めとした住宅の工事はそうもいきません。
家族とともに長く暮らしていく我が家。
見た目の違いはもちろん、塗料の選び方や塗り方ひとつで室内の温度、雨風への耐久度、長い目で見た美しさなどに大きな差が生まれます。

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