アスファルトシングル屋根の3つの魅力と注意点・価格を大解説

アスファルトシングル屋根の3つの魅力と注意点・価格を大解説

屋根の劣化が進み、新しい屋根にする工事を控えているあなた。

アスファルトシングルという屋根を勧められて、どんなものなのか気になって調べているのではないでしょうか。

アスファルトシングルの屋根は、リフォームで用いられることが多い人気の屋根材です。

ただ、そもそもどんな特徴があるのか、他の屋根と何が違うのか分からないですよね。

そこで本記事ではアスファルトシングルの費用や耐用年数他の屋根と比較してご紹介

また、メリット・デメリットも一つ一つ丁寧に解説していきます。

さらに記事の後半では、長持ちさせるためにすべきことについても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読めば、他の屋根とアスファルトシングルの違いが分かり、ご自宅に合っているのかどうか判断することが出来ます。

屋根材の知識を付けて、最適な屋根材を見つけていきましょう!

目次

1章 アスファルトシングルとは|他の屋根と比較

アスファルトシングルとは、シート状の屋根材でとても軽くて柔らかい屋根材です。

ガラス繊維にアスファルトを染み込ませ、表面に色のついた砂や石粒をコーティングしているので、おしゃれな見た目も人気です。

アメリカやカナダで一般的に使用されている屋根ですが、近年では日本でも使われることが多くなっている注目の屋根材でもあります。

そんなアスファルトシングルの費用相場と耐用年数を他の屋根材と比較してご紹介します。

費用相場

屋根材費用相場
ガルバリウム鋼板5,000~10,000円/㎡
アスファルトシングル5,000~8,500円/㎡
軽量瓦6,000~12,000円/㎡
スレート4,500~8,000円/㎡

アスファルトシングルの費用相場は5,000~8,500円/㎡です。

他の屋根と比較しても高くはないので、選びやすい屋根材です。

屋根材が柔らかく加工も簡単なので、必要以上に手間代がかかることもありません。

屋根のカバー工事をアスファルトシングルで行なった場合は80~120万円、葺き替え工事の場合は120~160万円ほど費用がかかります。(※2階建て30坪の住宅の場合)

耐用年数

屋根材耐用年数
ガルバリウム鋼板20~30年
アスファルトシングル15~30年
軽量瓦20~40年
スレート20~30年
(7~10年ごとに塗装した場合)

アスファルトシングルの耐用年数は15~30年です。

他の屋根と比較しても劣らない耐久性です。

定期的な塗装が必須なスレート屋根に比べて、アスファルトシングルの方が耐久性・防水性が高いので、将来的なメンテナンス費用も削減できます。

ただし、耐用年数は使用する製品によって変動します。

長持ちさせたいのであれば高耐久の製品を使用してもらいましょう。

2章 アスファルトシングルの3つのメリット

アスファルトシングル屋根は機能性・デザイン性どちらをとってもメリットがあります。

この章では3つのメリットとしてご紹介していきます。

ご自宅の屋根に合っているか判断する材料にもなりますのでチェックしていきましょう。

割れ・サビが発生しない

アスファルトシングルのメリット一つ目は、屋根材が割れない・サビないことです。

アスファルトシングルは柔らかい屋根なので、衝撃があっても屋根が割れることはありません。

また、金属屋根のようにサビが発生する心配もないので安心です。

軽量で地震に強い

2つ目のメリットは軽量で地震に強いということです。

アスファルトシングルは屋根瓦の約5分の1の重さなので地震が来ても揺れが抑えられます。

地震が多い日本でも安心してお使いいただける屋根です。

デザイン性が高い

3つ目のメリットはデザイン性が高いことです。

表面に色とりどりの石粒が付いているため、マットでおしゃれな仕上がりになります。

また、シート状の屋根なので、どんな屋根の形にも対応できます。

お家のデザインにこだわっている方におすすめの屋根材です。

3章 2つのデメリット

アスファルトシングルの屋根は良い点もありますがデメリットとなる部分もあります。

選んでから後悔しないように、あらかじめデメリットを把握しておきましょう。

風に弱い

アスファルトシングルのデメリット1つ目は「風に弱い」ということです。

アスファルトシングルは薄い屋根材なので、少しめくれているところに風に煽られると一気に剥がれてしまいます。

そのため、高台にあるお家や屋根の傾斜が急なお家は注意が必要です。

表面の石粒が落ちてくる

2つ目のデメリットは「表面の石粒が落ちてくる」ことです。

屋根が雨・風を受けて表面の石粒が落ちるのが気になる場合があります。

施工した年は特に落ちやすいですが、数年で落ち着きます。

表面の石粒が少し落ちてきてしまうだけで、耐久性・品質にも問題はありませんのでご安心ください。

ただし、どうしても気になる場合は塗装して石粒が落ちないようにしましょう。

4章 こんな人におすすめ!

アスファルトシングルがどんな人・家におすすめなのかご紹介します。

どんなに良い屋根でも向き不向きがあるので、あなたの条件や理想と合致するのかチェックしていきましょう!

洋風のおしゃれな家にしたい人

洋風のおしゃれな仕上がりにしたい方はアスファルトシングルがおすすめです。

メリットでもご紹介しましたが、アスファルトシングル屋根は色のバリエーションが多く、どんなデザインのお家にも合わせやすいです。

他の屋根はシンプルなものが多いので、屋根も含めておしゃれに仕上げたい方はアスファルトシングルを選びましょう。

▼ブルーのアスファルトシングル屋根

明るい青の屋根で爽やかで明るい印象に。

▼レッドのアスファルトシングル屋根

赤い屋根は欧米風のリゾートな印象になります。

▼グレーのアスファルトシングル屋根

グレーの屋根で高級感のあるスタイリッシュなデザインに。

強風を受けにくい立地にお住いの人

アスファルトシングルは強風を受けにくい立地にお住まいの方におすすめです。

住宅街や、お家の周りに風を防いでくれる障害物がある場合はアスファルトシングルが風で剥がれることも少ないです。

風による劣化がなく長持ちさせることができるので、デザイン性なども気に入れば選んでみることをおすすめします。

5章 5年に一度の点検で長持ち

アスファルトシングルは15~30年持つ高耐久の屋根ですが、定期的な点検を行うことが大切です。

なぜなら、屋根の上は普段確認出来ない場所で、万が一屋根が剥がれてしまっても気付かずに放置してしまう恐れがあるからです。

もし剥がれなどの劣化を長期間放置してしまうと屋根材だけでなく、お家が雨漏りして家全体の耐久性も低下してしまいます。

そのため5年に一度や台風が去った後などは点検を行い、もし剥がれてしまっている場所があれば補修、退色や石粒の劣化が気になる方は塗装を行いましょう。

また、寿命が来てしまった場合はカバー工事又は葺き替え工事を行ないましょう。

まとめ

いかがでしたか。

アスファルトシングルの特徴は以下の通りです。

メリット
  • 防水性が高い
  • 軽量で地震に強い
  • デザイン性が高い
デメリット
  • 風に弱い
  • 表面の石粒が落ちてくる
費用

5,000~8,500円/㎡

耐用年数

15~30年

こんな人におすすめ

  • 洋風のおしゃれな家にしたい人
  • 強風を受けにくい立地にお住いの人

長寿命でおしゃれな屋根ですが、屋根の上は何が起きているのか分からないため定期的な点検は必須です。

こまめに気にかけて屋根を長持ちさせていきましょう!

最後までご覧くださり、ありがとうございました。

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