外壁塗装をお考えのあなた。
できるだけ費用をおさえてお得に工事したいけど手抜きはされたくない…
とお悩みなのではないでしょうか。
外壁塗装工事は、決して安い工事ではないですから出来るだけお得に行ないたいと誰しも思いますよね。
ただ、ヘタに作業を削って費用を安くしようとすると、工事自体の品質が下がりかえって損をしてしまいます。
そこでこの記事では、施工品質を下げることなく、工事費用をお得にする7つの方法をご紹介。
簡単にできるものから、申請が必要なものまで丁寧に解説していきますのでぜひ参考にしてみてください。
また、安くても飛びついてはいけない提案や業者についてもご紹介します。
工事品質を下げると結局すぐ工事のやり直しになって損です。
後悔なく工事を行うためにもNG値引きについても知っておきましょう。
記事の後半では、依頼すべき業者の特徴について解説していきます。
安心の工事にするためにぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装の坪別費用相場
はじめに、外壁塗装工事の必要相場を坪別でご紹介します。
坪別の費用相場は以下の通りです。
※外壁の面積や附帯物の個数などで費用は変動します。
1章 塗装工事を安く抑える7つの方法
外壁塗装工事を安く抑える方法は7つあります。
どれも外壁塗装の工事品質を下げずに行なうことができる方法です。
それぞれの内容や注意点を見ていきましょう。
相見積もりを取る
工事を安く抑えたいのであれば、必ず相見積もりを取りましょう。
1社ごとに多少単価設定が違うので、相見積もりを取ることでよりお得な見積もりを選ぶことが出来ます。
ただし、この時注意してほしいのが①相見積もりを取るのは3~4社におさえることと、②同じグレードの塗料での見積もりを依頼することです。
あまり多くの見積もりを取りすぎるとかえって比較するのが難しくなります。
また、見積もりを取っても、それぞれ提案する塗料のグレードが違うと比較しにくくなってしまいます。
相見積を取るときは3~4社におさえて、同じグレードの塗料での見積もりをもらいましょう。
▼塗料のグレードと費用相場
※シリコン・フッ素など複数の提案をもらうのがお勧めです。可能であれば5パターンほどもらいましょう。
足場が必要な工事は一緒にやる
塗装工事のみならず、お家のメンテナンスをお得にしたいのであれば、
足場が必要な工事は全て同じタイミングで行なってしまうのがおすすめです。
外壁塗装工事でも、足場費用は工事費用全体の15~25%を占めます。
そのため、足場が必要な工事を塗装工事と一緒に行なってしまえば、将来的にはその分の足場費用が節約できます。
例えば、屋根の塗装・修理や雨どいの交換・ベランダの防水など、高所作業の工事は一緒に行ないましょう。
塗料のグレードを下げる
外壁塗装工事の費用を安くしたいなら、塗料のグレードを下げる方法もあります。
ただし、外壁や屋根など紫外線に当たりやすい場所のグレードを下げてしまうと、再塗装時期がすぐに来てしまいます。
紫外線が多く当たる場所は、シリコンやフッ素を使い、
雨どいや破風板などの付帯部分はウレタンの塗料にしてもらうなどの工夫で長くきれいに保っていきましょう。
キャンペーンを利用する
塗装会社のキャンペーンを利用して塗装をするのもお勧めです。
キャンペーンを利用すると、通常価格よりも1~3割お得になることがあります。
- 初荷工事キャンペーン(年始に工事をスタートするという条件)
- 在庫一掃キャンペーン(使用できる塗料や色は限られる)
- 紹介割りキャンペーン(紹介した側・された側どちらもお得になる)
- WEB申込限定キャンペーン(WEBで申し込むと10%オフなど)
こういったキャンペーンは塗装業者のホームページなどで記載されていることが多いので、業者選びの際に確認してみましょう。
ただし、訪問業者の営業トークの一つに「キャンペーン中なので安くしますよ」という手口があります。
もし実際に言われたら、どんなキャンペーンなのかを確認しましょう。
モニター価格でという理由や50万円以上の値引きがある場合は要注意です。
閑散期に塗装する
お得に工事したいのであれば、春・秋でなく、夏・冬に工事をしましょう。
外壁塗装工事は基本的に年中行なうことができますが、人気の季節はリフォームシーズンと言われる春と秋です。
そのため、夏や冬は塗装業者にとって閑散期となり、工事を契約してもらうために値引きしてくれる可能性が高まります。
実際の工事自体は品質を落とすことなく出来るので、高品質工事をお得に行なえるチャンスです。
ただし、必要以上に値引き交渉をしてしまうと、工事品質に支障が出てしまう場合があるので、無理な値引き交渉はやめておきましょう。
火災保険を使う
台風や強風・大雪などで破損した箇所があれば、火災保険を使いましょう。
例えば台風で屋根の一部が飛んでしまって修理が必要になれば、足場も必要です。
もし屋根の修理が火災保険で補償出来れば、外壁塗装工事を一緒に行なうことで足場費用を節約することが出来ます。
ただし、火災保険を使用するには
- 風災補償に加入していること
- 3年以内の被害であること
- 20万円以上の工事
などの条件があります。(保険会社によって条件が変わります。)
火災保険を使いたい方は必ず契約前に審査が下りるのかを確認しましょう。
2章 安くてもNGな提案・業者
この章では、安くても飛びついてはいけない提案や業者について解説します。
安すぎる工事や大幅な値引きには必ず裏があります。
明確な理由のない値引きをすると工事の品質が落ちてしまうので、危険な値引きがどういったものなのか事前に把握しておきましょう。
足場・高圧洗浄「無料」
足場「無料」や高圧洗浄「無料」のなどの提案には注意しましょう。
足場架設・高圧洗浄ともに塗装工事に必須な作業なので、本来は削れない費用です。
それにも関わらず無料で行うということは、その他の作業で工程を省いたり、安い材料を使われてしまう可能性が高いです。
高品質工事にするためにも、足場無料、高圧洗浄無料には飛びつかないようにしましょう。
塗り回数を減らす
一般的には、外壁塗装は下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りで行ないます。
費用をおさえるために、塗装工程数を減らすのはNGです。
塗り回数は塗料ごとに定められており、その回数通りに塗装をしないと本来の耐久性は発揮されません。
そのため、費用を削るために塗装回数を減らすのはやめましょう。
耐久性も短くなり、仕上がりもムラになってしまう恐れがあります。
こちらから言わなくても、業者側が勝手に塗り回数を減らすこともあります。
必ず3回塗りになっているのか確認しましょう。
(※塗料によっては2回塗り・4回塗りの仕様のものもあります。)
見積もり書の記載が曖昧
どんなに安くても見積もり書の記載が曖昧な業者に依頼するのはやめましょう。
曖昧な見積もり書は、手抜き工事の危険性が高まります。
例えば、「外壁塗装工事 一式 50万円」だった場合、
安いからと契約してしまうと、高圧洗浄をやってもらえない、塗装回数は2回だけ、養生も適当で色んなところに塗料が飛んでいるなどの残念な仕上がりになってしまう可能性があります。
具体的な記載がない場合は、いくらでも業者都合で作業内容を変えられてしまうので、見積もり書は出来るだけ具体的に詳細に記載してもらうことが大切です。
3章 安くて良い工事にしたいなら地元の塗装専門店に依頼!
外壁塗装工事を安くて良い工事にしたいのであれば、地元の優良塗装専門店に依頼しましょう。
近くの業者に頼むことで、困ったときにすぐに駆け付けてくれます。
また、塗装を扱っている業者は数多くあります。(ハウスメーカー・工務店・農協・電気屋・デパートなど…)
その中でも塗装を専門に扱っている業者だと安心です。
なぜなら、塗装専門店以外は下請けや孫請けの職人の手配が必要となり、マージン(手数料)で費用が倍近くなってしまったり、費用を下げようと塗装品質が低下してしまう可能性があるからです。
安くて良い工事をしたいのであれば、地元の塗装専門店に依頼するのがおすすめです。
まとめ
いかがでしたか。
外壁塗装工事の費用を安く抑える方法には以下の6つがあります。
- 相見積もりを取る
- 足場が必要な工事は一緒にやる
- 塗料のグレードを下げる
- キャンペーンを利用する
- 閑散期に塗装する
- 火災保険を使う
知っておくと1~3割ほど工事をお得にできる場合もありますのでぜひお試しくださいね。
ただし、どんなに安くても削ってはいけない作業や飛びついてはいけないセールスもあります。
あくまで品質は落とさずに、満足のいく塗装工事をするという前提は忘れないようにしましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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