

静岡県浜松市に根ざす 椎名塗装店 の代表・椎名です。
「屋根塗装 時期」と検索してこの記事にたどり着いた皆さまは、きっと――
最近、屋根の色がくすんできた気がする
塗り替えはいつ頼めばムダがないのか知りたい
強風や塩害が心配だけれど、本当に今で大丈夫?
――そんな疑問を抱えておられるのではないでしょうか。私は一級建築施工管理技士として大手建築会社で数々の屋根・外壁工事に携わり、現在は地元に戻って二代目として施工を手掛けています。本記事では、その経験をもとに 「屋根塗装 時期」 の正解を専門的かつ分かりやすくお伝えします。


屋根塗装に最適な時期とは?
季節ごとの特徴と浜松特有の気候
一般的に屋根塗装に適するといわれる春・秋は、気温が安定して雨も少ないため乾燥が早く、塗膜の硬化不良が起こりにくい季節です。しかし浜松市は遠州の空っ風と呼ばれる強い西風が冬から春にかけて吹きやすく、乾燥は早まる一方で砂塵の付着リスクも高まります。夏は夕立、冬は低温乾燥と結露に注意が必要です。そのため気温15~30℃・湿度75%以下・風速5m/s未満という塗装に理想的な条件を逃さず、風の強い日を避ける柔軟な日程調整が欠かせません。
最新耐候性塗料が時期選びを変える
近年登場したフッ素・無機・遮熱ハイブリッド塗料は、従来品より耐候年数が5~10年長く、表面硬度が高いため砂塵の擦過にも強い特性があります。これにより**「10年ごとの定期塗り替え」** という常識は更新されつつあり、前回塗装から12〜15年後でも良好なケースも珍しくありません。塗料の性能を把握したうえで、劣化サインを見極めて塗り替え時期を判断することが肝要です。
屋根塗装の目安年数と劣化のサイン
塗装周期と劣化メカニズム
アクリルで6~8年、ウレタンで8~10年、シリコンで10~12年、フッ素・無機で15~20年が目安とされます。紫外線が塗膜中の樹脂を分解すると艶が消え、塗膜が粉状に分解するチョーキングが始まります。その後ひび割れが生じ、下地まで水が到達すると苔・藻・錆びとなって現れます。ここまで進むと塗装だけでは補修しきれず、張替えや下地補強が必要になる恐れがあります。
ご自宅で確認できるチェックポイント
晴れの日に屋根を見上げ、色あせや白い粉、細かな割れがないか確認しましょう。バルコニーから届く範囲で塗膜を手でこすり、白い粉が手につく場合は塗膜劣化が始まっています。また雨樋に溜まる砂状の顔料片も塗料の風化サインです。「まだ平気かな」と迷われたら、簡易点検だけでもお気軽にご相談ください。
屋根材の種類と塗装の必要性
代表的な屋根材と耐用年数
スレート(カラーベスト)は軽量でコストに優れますが、塗膜が命です。金属屋根(ガルバリウム鋼板)は表面のメッキ層が酸化して保護力が落ちる前に再塗装すると寿命が延びます。瓦は粘土瓦とセメント瓦で性質が異なり、セメント瓦はスレート同様塗装必須です。
塗装が不要・向かない屋根材
釉薬瓦や石付き金属瓦は表面処理そのものが仕上げとなるため通常塗装は不要ですが、汚れ防止や遮熱目的で専用クリヤーを選択する場合もあります。材質と目的に合った提案が耐久性を大きく左右します。


屋根塗装の流れと依頼方法
椎名塗装店の施工フロー
- 現地調査・ドローン撮影
- 劣化診断書とカラーシミュレーションの提出
- 近隣あいさつ・足場設置
- 高圧洗浄・下地補修
- 下塗り・中塗り・上塗り(3回塗り標準)
- 仕上げ検査・足場解体・竣工報告
すべての工程で写真を共有し、透明性の高い工事を徹底しています。
見積もり依頼から契約までのチェックリスト
見積もりは塗料グレード・施工面積・付帯部の有無を詳細に比較しましょう。保証年数とアフターフォロー体制、職人の資格も重要です。椎名塗装店では国家資格保有者が診断から完工まで担当し、最長15年の塗膜保証をお付けしています。
屋根塗装の費用と抑えるコツ
一般的な費用相場と浜松市での実例
延床30坪・切妻スレート屋根の場合、シリコン塗装で60~80万円、フッ素・無機で90~110万円が目安です。浜松市は海風による塩害リスクがあるため、耐塩性グレード を選択するとメンテナンスサイクルが延び、長期的なコスト削減につながります。
火災保険や補助金の活用術
台風や雹被害が原因で屋根材が破損している場合、火災保険の対象となるケースがあります。また市や県が実施する省エネリフォーム補助金が遮熱塗装に適用できる年度もありますので、申請書類の作成からサポートいたします。


屋根塗装を放置するリスク
構造へのダメージと修繕コスト
塗膜が切れると野地板まで雨水が染み込み、腐朽菌による木部劣化や断熱材のカビ発生を招きます。葺き替えが必要になると塗装の数倍の費用がかかり、工期も延びるため生活への影響が大きくなります。
資産価値と美観の低下
色むらや錆びは住宅の印象を大きく損ないます。中古住宅市場では屋根・外壁の改修履歴が評価ポイントになるため、メンテナンス実施記録は資産価値の裏付けとして有効です。
屋根塗装後のメンテナンス計画と保証
定期点検スケジュールと注意点
塗装後1年目に点検を実施し、その後3年ごとに簡易点検を行うことで、塗膜表面の微細な割れやシール材の収縮を早期に補修できます。特に台風後は飛来物による傷がないか確認をお勧めします。
椎名塗装店の長期保証制度
塗料メーカー連動の塗膜保証に加え、自社保証として最長15年間の定期無料点検を実施。保証書は電子データ化してお渡しし、万一の際は写真付き報告書で対応内容を明確にご説明します。


よくある質問
屋根塗装に適した時間帯は?
気温と湿度が安定しやすい午前9時~午後3時が理想です。夕方以降の塗装は夜露で硬化が遅れ、艶ムラが起こる可能性があるため避けています。
外壁と屋根を同時に塗装するメリット
足場費用を一度で済ませられるほか、色調の統一感を図りやすく、家全体の防水性能を同時に底上げできます。椎名塗装店ではカラーコーディネーター資格保有スタッフが外壁と屋根の配色提案まで行います。


まとめ ――「最適な時期」を逃さず、末永く安心できる住まいへ
屋根塗装は「まだ大丈夫かな」と先延ばしにすると、気づかないうちに劣化が進行し、結果的に高額な葺き替え工事へ発展するリスクがあります。最新塗料の性能 と 浜松特有の気候 を正しく把握し、劣化サインを早期に捉えることで、費用も美観も長期的に守ることができます。
ひとつでも気になる症状がある方は、点検だけでもお気軽に 椎名塗装店(静岡県浜松市) へご相談ください。
屋根の状態をドローン撮影で可視化し、写真と動画で分かりやすくご説明差し上げます。
皆さまの大切な住まいを、二代目社長として責任を持ってお守りいたします。