屋根塗装

屋根塗装は、住まい全体の工事になりますので、足場を組み立てたり高圧洗浄機で外壁を洗浄するときの騒音や、実際に外壁・屋根に塗装を施す際の塗料の飛散・ニオイなどは避けられません。
なので必ず、施工前には担当者が近隣へご挨拶回りに伺います。
トラブルに繋がらない万全の体制を目指すために、可能であればお客様にも挨拶まわりへのご同行をおすすめしています。

塗装工事を行う際は、まず家を囲うように仮設の足場を立てる必要があります。初日に行うのが、この仮設足場作業です。
その後に、塗料の飛散を防止するための「メッシュシート」を張ります。
刷毛・ローラーなど用具を問わず、どうしても塗料が一部飛散してしまうのが塗装工事の特徴です。これを防ぐために家全体を取り囲むようにシートを張るのです。

屋根塗装をきれいに仕上げるために必要な作業がこの「高圧洗浄」です。
既存の外壁表面についた汚れを、強力な水圧をかけた水で一気に洗い流す作業です。
長くメンテナンスを行っていないお住まいであれば、これを行うだけでも外壁・屋根が一段階明るくなるほど汚れが溜まっている場合も少なくありません。

洗浄で濡れた外壁・屋根が完全に乾燥するまで、48時間しっかりと待ち乾かします。
しっかりと外壁を乾かすことで、以降の工程で使用する塗料が表面にしっかり定着するようになります。
この工程を怠ってしまうと、塗料の塗布後に水分が膨張し、壁に泡のような膨れが出てしまいます。
塗装に必要な段取りや片づけ、植物や置物の移動などをあらかじめ行うなどして過ごすことが多いです。

下地調整とは、新たな塗料がきれいに乗るよう、壁の状態を整える作業です。
既存の壁のヒビ割れを埋めたり、壁の剥がれにモルタルを詰めてなだらかにしたり、シーリングの打ち替え・打ち増し（=コーキング)を行ったりといった細かい作業を行います。
塗料を表面にきれいに乗せるためには必要不可欠な工程です。

下地調整が完了したら「養生」を行います。
養生とは、飛散した塗料が住宅のほかの部分に付着したり、色がついたりしてしまわないように覆う作業。マスキングテープ、ビニールシート、養生シート、マスカーなどで住まい全体を保護します。
※必要に応じて近隣の車・バイクなどにも専用の養生カバーを付けることがあります。

いよいよ、外壁塗装のはじまりです。塗料を乗せていく作業へと移ります。
最初に行う「下塗り」は、色を出すための工程とは異なり、後から塗る塗料の乗りを良くするための工程です。「シーラー」と呼ばれる下塗り専用塗料を用いて行う大切な作業です。
この下塗り用の適切な塗料を選ぶことができないと、上塗り用の塗料がうまく定着せずに剥がれの原因になります。

屋根もまた、大まかなフローは外壁塗装と大差ありません。屋根工事もセットで行う場合は屋根表面の状態を整えてから、下塗り・中塗り・上塗り。適切な塗料選びで、滞りなく作業を進めてまいります。
縁切りを行った後、同じ作業を行わないで済むように「タスペーサー」という部品を屋根間に埋め込むこともあります。

「上塗り1回目」と表現されることもあるこの中塗り工程は、多くの場合「一番上に塗る色と同じ」もしくは「よく似た塗料」を用いて行います。
塗装を長持ちさせるためには、この中塗りにしっかり1日を使い丁寧に塗装する工程が重要です。

いわば屋根塗装のメインイベントである、住宅の表面にあたる部分の塗装を行うのがこの「上塗り」の工程です。

意匠性に優れた模様つきのサイディング・モルタルなどの場合は、透明な塗料を塗って終わりにすることもあります。
使用する材質により、柔軟にフローや工事の内容を変更するのが、プロの技です。

お住まいをぐるりと確認し、塗り残しなどが無いかを確認します。塗料が付着してしまっている箇所はシンナーなどで丁寧に除去します。
確認が完了しましたら養生を剥がし、足場を解体しながら工事結果のご案内をさせていただきます。
家を囲むシート・足場が外れることで、家の全景が見えるようになります。

使用した塗料缶や養生、道具などの工事に使ったさまざまなものを片付けます。
この時に再度、工事内容などをすべて確認して施工終了です。

ご請求書についてやお支払い方法などをご案内いたします。

お支払い方法

1. 現金でのお支払い
   現金でのお支払いは、工事完了時にご請求書をお渡しします。
2. 銀行振込でのお支払い
   当社指定の口座に、ご請求書に記載のお支払い額をお振込みください。